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現在、衆議院で審議中の議案のひとつに「障害者自立支援法及び児童福祉法の一部を改正する法律案」がある。
特に、「障害者自立支援法」については、その問題点が成立時から指摘されていた。
奥田健次先生のブログでも取り上げられているので、ご覧頂きたい。

奥田健次の教育改革ぶろぐろ部
アメリカの戦争を支援するために、自国の福祉を切り捨てる自公政権
など

どのような内容に改正されるかについては、衆議院のHPより以下に引用していく。
まずは、その提出理由について。

理由
 障害者自立支援法の施行により増大した障害者、障害児の保護者等の経済的負担を軽減し、かつ、障害福祉サービス等の円滑な提供の確保を図るため、当分の間、障害者等が障害福祉サービス等を受けたときに要する費用に係る自己負担の額を障害者等又はその扶養義務者の負担能力に応じたものとするとともに、国及び地方公共団体が指定障害福祉サービス事業者等に対し必要があると認めるときは財政上及び金融上の支援を行うものとする必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。

(引用ここまで)

1行目で、「障害者自立支援法」が経済的負担を増大させたと認めている。
次に、どのような法律案が提出されているのかをその要綱からみていく。

障害者自立支援法及び児童福祉法の一部を改正する法律案要綱

第一 障害者自立支援法の一部改正(第一条関係)
 1 障害者等が障害福祉サービスを受けたときに要する費用に係る自己負担の額については、その経済的負担の軽減を図るため、当分の間、現行の一割負担を凍結し、障害者等又はその扶養義務者のうち政令で定めるものの負担能力に応じたものとすること。
 2 国及び地方公共団体は、当分の間、障害福祉サービスの円滑な提供の確保を図るため必要があると認めるときは、指定障害福祉サービス事業者及び指定障害者支援施設の設置者に対し、財政上及び金融上の支援を行うものとすること。

第二 児童福祉法の一部改正(第二条関係)
 1 障害児が障害児施設支援を受けたときに要する費用に係る自己負担の額については、その経済的負担の軽減を図るため、当分の間、現行の一割負担を凍結し、障害児又はその扶養義務者のうち政令で定めるものの負担能力に応じたものとすること。
 2 国及び地方公共団体は、当分の間、障害児施設支援の円滑な提供の確保を図るため必要があると認めるときは、指定知的障害児施設等の設置者に対し、財政上及び金融上の支援を行うものとすること。

第三 その他(附則関係)
 1 この法律は、平成十九年四月一日から施行するものとすること。
 2 所要の経過措置を定めるものとすること。

(引用ここまで)


文責:新発田


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平成20年度の各省庁の予算の概算要求が公開され始めている。今回は、文部科学省の予算概算要求の中から、これまで、よく取り上げてきた初等中等教育局関係の予算について、初等中等教育局メールマガジンの最新号より、引用していくことにする。

初中教育ニュース(初等中等教育局メールマガジン)第64号 2007.9.13

【トピック】 平成20年度初等中等教育局予算の概算要求について
                                             〔財務課〕

【1:概要】
 文部科学省では、平成20年度概算要求として一般会計予算では、対前年度
7,334億円増の5兆2,705億円を計上しています。

 このうち、初等中等教育局関係予算については、
 (1) 子どもと向き合う時間の拡充及び教員の適切な処遇
 (2) 世界トップレベルの義務教育の質の保証
 (3) 豊かな心の育成と自立し挑戦する若者等の育成
 (4) 充実した教育を支える環境の整備
を図ることとして、1兆8,469億円を計上しています。

【2:各事項の内容】
 各事項の概要要求の内容は以下のとおりです。
(1) 「子どもと向き合う時間の拡充及び教員の適切な処遇」について
○義務教育費国庫負担金 1兆6,957億円
→ 教育再生のため、教員の子どもと向き合う時間を拡充し、学力の向上と規
範意識の育成を目指す教職員配置(平成20年度から22年度の3年間で総数21
,362人の定数改善)を実施するとともに、基本方針2006及び同2007、教育
再生会議報告及び中教審答申(平成19年3月)を踏まえ、人材確保法による優
遇措置の基本を維持しながら、教員勤務実態を踏まえたメリハリある給与体
系の実現を図ります。

○外部人材の活用 77億円
→ 基本方針2007で「小学校の専科教員による教育の充実」や「いじめ、不登
校などの問題行動への対応」について提言されており、この喫緊の課題に対
応するため、国が先導的に全国規模で外部人材を活用した非常勤講師を配置
し、効果的な活用方法の実践的研究を行います。

○事務の外部化 205億円(生涯学習局予算に計上)
→ 地域全体で学校教育を支援するため、学校支援地域本部(仮称)を設置し、
学習支援活動や部活動指導等の学校支援活動を、学校支援ボランティアを通
じて学校と地域との連携体制の構築を図り、地域住民の積極的な学校支援活
動を通じて、教員の負担軽減を図ります。

(2) 「世界トップレベルの義務教育の質の保証」について
○全国的な学力調査の実施 74億円
→ 小学校第6学年、中学校第3学年の全児童生徒を対象に全国学力・学習状
況調査を実施するとともに、調査結果を活用し、課題が見られる学校の改善
への支援を行い、優れた改善策の普及を図るための取組を進めます。

○小学校における英語活動等国際理解活動の推進 20億円
→ 小学校段階における英語活動の充実が求められていることを踏まえ、教材の
開発・配布、拠点校を中心とした取組への支援、指導者研修の実施等を総合的
に推進します。

○教員免許更新制の円滑な実施 38億円
→ 国民の信頼にこたえる優れた資質能力を有する教員の養成・確保を図るため、
平成21年から国の責任による教員免許更新制の円滑な実施に向けた事業を行
います。

○学校評価システムの構築 9億円
○国語力の育成、理数教育の充実など総合的な学力向上策の推進 160億円

(3) 「豊かな心の育成と自立し挑戦する若者等の育成」について
○豊かな体験活動推進事業 35億円
→ 児童生徒の豊かな人間性や社会性を育むためには、自然体験をはじめとし
て様々な体験活動を行うことや、命を大切にする心、他人を思いやる心、規範
意識等の育成を図ることが極めて重要です。このため、豊かな心の育成に向け、
農山漁村での生活体験活動をはじめとした体験活動の推進について調査研究を
行います。

○いじめ問題等への対応や問題を抱える子どもの自立支援、教育相談体制の充実
 88億円
→ いじめ問題に対し、緊急的な対策を講じるための調査研究を行うとともに、
いじめ、不登校、暴力行為、児童虐待及び高校中退の未然防止、早期発見・早
期対応や、教育相談体制の充実及び自殺予防に向けた取組みなど、児童生徒へ
の支援の充実を図ります。

○道徳教育の充実 8億円
→ 道徳教育に関する実践研究や道徳教育用教材の開発など道徳教育の推進に資
するため、総合的な施策を実施します。

○各学校段階を通じた体系的なキャリア教育・職業教育の推進 27億円

(4) 「充実した教育を支える環境の整備」について
○幼児教育に係る負担の軽減等幼児教育の振興 271億円
→ 幼稚園就園奨励費補助の一層の拡充を図るとともに、幼児教育の改善・充実
調査研究及び幼稚園における学校評価推進モデル事業を、市町村教育委員会や
学校法人等教育団体に新たに委託します。

○子ども一人一人のニーズに応じた特別支援教育の推進 106億円
○学校のICT教育の一層の推進 11億円
○外国人児童生徒教育の充実 23億円
○読書・学習活動を推進する学校図書館の充実 7億円
○コミュニティ・スクール(学校運営協議会)推進プラン 2億円

(5) その他
○義務教育教科書の無償給与 406億円
○環境教育の推進 37億円
(引用ここまで)

今後、これらの内容が国会で審議されていくことになるので、国会の動きと合わせて注目していきたい。


文責:新発田



 


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平成17年から、発達障害者支援法に基づく取り組みがはじまっており、目にされている方も多いと思う。
厚生労働省のHPには、この法律に関連して8月30日に「発達障害の理解のために」というパンフレットが公開された。ここでは、そのパンフレットの内容を引用していく。


発達障害の理解のために

平成17年4月より発達障害者支援法に基づいた取り組みがスタートしています。
発達障害者支援法では、これまで制度の谷間におかれていて、必要な支援が届きにくい状態となっていた「発達障害」を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定義し、支援の対象となりました。

この法律は、「発達障害」のある人が、生まれてから年をとるまで、それぞれのライフステージ(年齢)にあった適切な支援を受けられる体制を整備するとともに、この障害が広く国民全体に理解されることを目指しています。

パンフ図
(クリックすると、大きな画像に変わります。)

自閉症
Aちゃんの例

急に予定が変わったり、初めての場所に行ったりすると不安になり動けなくなることがよくあります。そんな時、周りの人が促すと余計に不安が高まって突然大きな声を出してしまうことがあります。周りの人から、「どうしてそんなに不安になるのかわからないので、何をしてあげたらよいかわからない」と言われてしまいます。でも、よく知っている場所では一生懸命、活動に取り組むことができます。

アスペルガー症候群
Bくんの例

他の人と話している時に自分のことばかり話してしまって、相手の人にはっきりと「もう終わりにしてください」と言われないと、止まらないことがよくあります。周りの人から、「相手の気持ちがわからない、自分勝手でわがままな子」と言われてしまいます。でも、大好きな電車のことになると、専門家顔負けの知識をもっていて、お友達に感心されます。

ここに示したのはあくまで一例であって、どんな能力に障害があるか、どの程度なのかは人によって様々です。子どもにも大人にもこれらの特徴をもつ人がいます。発達障害は障害の困難さも目立ちますが、優れた能力が発揮されている場合もあり、周りから見てアンバランスな様子が理解されにくい障害です。そのため、上で紹介したような印象をもたれていることが多くあります。
近年の調査では、発達障害の特徴をもつ人は稀な存在ではなく、身近にいることがわかってきました。 発達障害の原因はまだよくわかっていませんが、現在では脳機能の障害と考えられていて、小さい頃からその症状が現れています。

早い時期から周囲の理解が得られ、能力を伸ばすための療育等の必要な支援や環境の調整が行われることが大切です。

注意欠陥多動性障害 ADHD
Cさんの例

大事な仕事の予定を忘れたり、大切な書類を置き忘れたりすることがよくあります。周りの人にはあきれられ、「何回言っても忘れてしまう人」と言われてしまいます。
でも、気配り名人で、困っている人がいれば誰よりも早く気づいて手助けすることができます。

学習障害 LD
Dさんの例

会議で大事なことを忘れまいとメモをとりますが、本当は書くことが苦手なので、書くことに必死になりすぎて、会議の内容がわからなくなることがあります。
後で会議の内容を周りの人に聞くので、周りの人から、「もっと要領よく、メモを取ればいいのに」と言われてしまいます。
でも、苦手なことを少しでも楽にできるように、ボイスレコーダーを使いこなしたりと、他の方法を取り入れる工夫をすることができます。

気になることがあれば、市町村の窓口や都道府県等の発達障害者支援センターに相談することができます。
(引用ここまで。本文中の赤字は引用先に基づく。)

このパンフレットには、他に、全国の発達障害者センター一覧もついている。

なお、厚生労働省のHPにはPDF形式で公開されているが、
閲覧用は、こちらから、印刷用は、こちらからダウンロード可能となっている。


文責:新発田


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