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当ブログでは、これまで2度にわたり犬山の教育についてのエントリをつくり、奥田先生
のブログ
でも取りあげていただいたが、今回はその第3弾。
犬山の現教育体制を進めてきた石田前市長については、前回のエントリで触れたが、
この前市長、最近また動き出しているようだ。引退表明したはずなのに、
まだ、未練が残っていたのか。 


 石田氏、再挑戦へ 4年後の愛知知事選 (中日新聞 2007年6月27日 朝刊)
(http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2007062702027447.html)
二月の愛知県知事選に民主党などの推薦で出馬し、落選した石田芳弘前同県犬山市長
(61)が四年後の知事選に再挑戦する意向を固めた。二十七日に犬山市で開く
後援会の会合で表明する。
「地方の自立が大切だと言い続けてきた。地方から日本を変えたい」と話している。
 知事選後、民主党の一部や国民新党などが参院選の全国比例や次期衆院選への
出馬を打診したが、石田氏は「知事として地方分権を成し遂げたい」と断った。
 石田氏は知事選後、いったんは政界を引退する意向を表明していた。
現在、椙山女学園(名古屋市)の理事を務めている。
(引用ここまで)

関連記事をもう一つ。
愛知選挙区、スクラムフル回転 民主2氏と石田氏の思惑一致(中日新聞 2007年6月28日)
(http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/aichi/CK2007062802027901.html)
上記記事から一部抜粋。
2月の愛知県知事選で、自民・公明が推す神田真秋知事に、民主党などの推薦で挑戦して
惜敗した石田芳弘・前同県犬山市長と、参院選愛知選挙区(改選数3)に民主党から出馬
する現職、新人がスクラムを組んだ活動を本格化させた。狙いは現職知事に約7万票と
迫った石田氏の集票力。石田氏も4年後の知事選再挑戦を視野に、民主候補の支援に
フル回転し始めた。
(中略)
知事選で百三十五万票を獲得した石田氏は、「票が取れる候補」として民主党や国民
新党など複数の政党が参院選比例代表での出馬を模索。浮動票の獲得を目指す谷岡氏
と、独自の教育改革で知られる石田氏を「教育を共通項にセットで売り出す戦略だった」
(民主関係者)という。
 民主現職の大塚耕平氏も動きだした。石田氏の元秘書を事務所に入れ、八日には
石田氏の後援会役員会で大塚氏があいさつした。大塚陣営幹部は「将来のことを
考えれば、石田氏も一方に偏ることはできないだろう」とくぎを刺す。
(引用ここまで)

4年後の知事選を狙っているとのことだが、市長時代の評価はどうだったのか。
これに対しては、前回の知事選の際に、自民・公明両党の愛知県議団が
プロジェクトチームを立ち上げ、報告書を出している。


石田犬山市政を検証するプロジェクトチーム報告書 (平成18年12月4日)
(http://www.jimin-aichi.or.jp/pdf/kensei_report061205.pdf#search='%E7%9F%B3%
E7%94%B0%20%E7%8A%AC%E5%B1%B1%20%E6%95%99%E8%82%B2'
)


上記報告書より一部抜粋。
・マニフェストの評価において、30人学級が実施できていない小中学校がある
にもかかわらず、市当局は、少人数学級の事業進捗率を100%とするとともに、
広域ごみ処理施設の整備事業が、実際には何も進捗していないのに40点と
評価されている。
・ マニフェストの評価は、専任の第三者機関ではなく、市長の影響下にある市の
行政改革を審議している行政改革推進委員会を活用し、たった4回の審議で、
しかも1事業わずか15分のヒアリングで評価している。(P. 6)

(4) 教育改革について(P. 8~P. 9)
・ 学級担任の有資格者の不足や校舎等ハード面の整備が追いつかない教室不足
などから、30人学級が実施できていない学校がある。(犬山西小学校、
犬山中学校、南部中学校)
・ 犬山市の教育改革は、石田氏のトップダウンによる改革であり、教育現場の実情
や教員・保護者の要望等を踏まえたものではないことから、改革の成果は出ていない。
・ 30人学級を実施するため、犬山市では、主任に担任を持たせているが、
こうした制度を5年も続ければ、学校経営が行き届かず、学校現場は崩壊する。
・ 教務主任、校務主任(愛知県独自)の分担選任制は、愛知県の教育におけるすばらしい
制度であるが、犬山市における主任担任制により、主任の業務は激務(午後11 時頃まで
仕事をしている。)となっており、主任にならないと校長にはなれないにもかかわらず、
主任になることを辞退する人も多い。
・ 再任用教員の活用は、現実には困難であり、若年の非常勤教員を一時に多く採用
すると、教員の教育が追いつかず、未熟な教員の増加により、学校崩壊にもつながる。
・ 副教本(算数、理科、国語)の作成は、評価されているが、教育現場で十分に
活用されていないのが現状である。
・ 全国学力テストへの参加の可否は、設置者である市町村教育委員会が自立的見地
で決定すべきものである。いたずらに不参加を主唱して、市長が介入することは、
犬山市の教育の成果が、全国学力テストの結果により、客観的に明らかになることを
恐れての ことではないかと思われる。
・ 現教育長の推進する教育改革を追認してきたのが現状であり、市民の中には、
「学力は上がっているのか」「文部科学省の全国学力テストぐらい受けてもいいのでは」
などの意見もある。
・ 30人学級関係の予算を重点的に配分する一方で、子どもたちの安全・安心を
保障し、避難場所ともなる小・中学校施設の耐震化が遅れており、子供たちが日々の
学校生活を快適に過ごすためのトイレの改修なども先送りされている。
(引用ここまで)

石田市政のマニフェスト評価は犬山市のHPからみることできる。
(http://www.city.inuyama.aichi.jp/profile/mayor/005.html)
この評価は市の広報にも掲載されている。(広報いぬやま 2005年4月1日号)
「及第点だが課題も多い 石田市長のマニフェスト評価」
(http://www.city.inuyama.aichi.jp/profile/mayor/images/0401manifesto.pdf)
敵対する政党だけでなく、地元の評価でも課題が多いといわれている。評価の詳細は
リンクから閲覧可能であるが、広報の記事の中には、評価をした委員の意見が書かれて
ある。

以下、広報の記事より引用
同時に検討課題も残った。委員の中には「事業の顔が見えてこない」
「指定管理者制度の創設で施設の管理運営のあり方を徹底的に議論を」
「少数精鋭主義の実施を」「評価しにくい事業もある」「計画が白紙に戻ったなら
市民に説明を」などの厳しい意見も多くあり、今後は市民にとってこれらの事業から
目が離せない、と同時に市側の対応が注目される。
(引用ここまで)

マスコミの記事や政党の広報などを見ても、改革派市長などという新しいリーダーという
言葉が多く見られるが、このまま犬山に問題を残したまま、再び、愛知県知事を
目指す石田氏を応援し続けて良いのだろうか。




                                         文責:新発田


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